《「第4回 気仙三十三観音への招待 講演会」及び「第3回一日徒歩巡礼 盛の四霊場を歩く」報告》

 

期 間:10月10日(土)~12日(月) 

参加者:藤沢裕雅、福田亮雄、福田陽子(全日)、吉水岳彦(11日

)、村上清(11) 

 今年の10月、気仙はイベントが目白押しである。ツール・ド・三陸、高田町合同式年例大祭、黒崎神社式年例大祭、太鼓フェスティバル、産業祭り、大漁祭り、サンマ祭り、大船渡復興東北三大祭り、三陸国際芸術祭などなど、その他、町会の運動会や町内会の旅行…。確かに屋外で何かをする最適の季節であるし、11月となるとぐっと寒くなってくるので、このタイミングなのだろう。

 

 しかし、「いくらなんでも、お祭りが多すぎる」と多くの方がおっしゃっていた。かくいう我々の行事もそのうちの一つなのだが…。これは、イベントを行うための施設が整い、かつ、気仙の方々の心に力が湧き起こってきたことを表しているのでもあろう。

  

  秋の行事は、大船渡カメリアホールにて講演会を大船渡の盛周辺の4つの霊場を巡る一日徒歩巡礼を行った。それぞれ50名、15名の参加があった。

 

 講演会では、まず、気仙三十三観音霊場に関わるニュース、①気仙三観音に数えられる、観音寺、常膳寺の観音像が県指定文化財に指定されたこと、②稲子沢観音の観音堂が新たに落成されたこと、③立山観音堂が来年再建されることをお伝えした後、密厳流遍照講長圓寺支部のみなさん23人のご詠歌奉詠、最後に仏師村上清さんによる「祈りをかたちに―仏さまを造る―」という題の講演を頂いた。

 

 一日徒歩巡礼は、猪川地区公民館にて法話と写経の後、舘下観音堂、稲子沢観音堂、長谷寺、洞雲寺と約6キロを4時間かけて歩いた。参加人数が少なかったことにより、多くの方と親しくお話しが出来たと思う。

 

 

10月10日(土)

上野駅(8:44)…一ノ関駅(10:52)(11:01)…気仙沼駅(12:52)(13:28)…陸前高田駅(13:59)(14:29)…下船渡駅(15:07)…大船渡温泉…竹野さん宅

 この日は3連休初日ということもあり、上野駅ホームには大勢の乗客がいた。みなさん楽しそうだ。「3連休パス」なるものを購入したところ、岩手沿岸部までいくとなると、なんと4,000円程度の割引となる。BRTも乗り放題、本当にお得でありがたい。予定の新幹線の指定がとれなかったため、早い電車で上野を出発。

 

 一ノ関に予定より早く着いたため、ポケモントレインに乗車できることになった。520円也。駅弁を購入し乗り込む。二両編成で一両は座席のある車両でもう一両はプレイルームになっている。

 

 シートにも天井にもポケモンの絵が描かれており、カーテンにも蛍光灯カバーにもポケモンが隠れている。乗っただけでウキウキ楽しくなる車両である。プレイルームには、真ん中にピカチュウの描かれた木が、そして大きなぬいぐるみがあり、絨毯の敷かれた室内で飛んだり跳ねたり遊ぶことが出来る。世話をしてくれるお姉さんも同乗しており、子供たちは満足げ。停車の度に10分程度の時間があり、駅舎にスタンプを押しに行ったり、ポケモンの人形と写真をとったりと飽きさせない。至れり尽くせり、乗って良かった。

 

 同道の二人は興奮気味で子供を押しのけて写真を撮りまくっていた。とても満足の様子。いつもはボーッと外を見ているかおしゃべりをしているかだが、あっという間の2時間だった。この日は鉄道の日でもあったので、気仙沼のユルキャラ「ほやボーヤ」も出迎えてくれたうえ、パウンドケーキもおみやげに頂いてしまった。

 

 仙沼で30分待ち、BRTで陸前高田へ。気仙沼のかさ上げもだいぶ進んだ。高田の高速道路も橋桁がドンドンできていて驚く。気仙川河口部にある、対岸の山を崩し土砂を運搬するために造られた「希望の架け橋」は最近役割を終えた。向かいの山の稜線はグッと低くなった。来年の3月に来るときには、たこの足のように伸びたベルトコンベアは解体されていると聞いた。高田の旧市街地のかさあげはさらに高くなっている。

 

 陸前高田駅でさらに30分待ち。向かいにある陸前高田コミュニティーホールは、ツール・ド・三陸を翌日に控え受付に大忙し。観光物産協会の大坂さんとお会いする。1200人が集まるビックイベント。気仙の宿はどこもいっぱいだ。

 

 盛行きのBRTに乗り下船渡へ。歩いて10分ほどでオーシャンビュー丸森、ここで入浴。タクシーにて竹野さん宅へ。

 

 その後は屋台村前の中村へ。いつものように海の幸を堪能する。屋台村に開いた鍋焼きの森さんのお店にも行くと大中仮設でお世話になった松沢さんが来ていた。楽しくお話しをして就寝。

 

10月11日(日)

竹野さん宅…大船渡(8:33)…盛(8:38)…猪川地区公民館(9:00)〔9時開館、10時より読経、法話30分、「延命十句観音経」写経終了後昼食〕…一日徒歩巡礼出発(12:30)…稲子澤観音堂…舘下観音堂…長谷寺…洞雲寺…盛駅解散(3:30) 

 

 

 6時起床。曇り。大船渡港周辺を走る。大船渡駅、BRTの線路も盛り土されており、向こうの海は見えない。駅への道が上り坂になっていた。向こう側は、かさあげ真っ最中の土地が広がっている。防潮堤も延々と造られているがコンクリートもそう厚くはなさそうだ。これでどの程度の津波を食い止めることが出来るのかと疑問に思う。サンアドレス公園も改修されるようだ。津波に打ち抜かれた家もほとんど解体され、震災の傷跡はどんどん少なくなっていく。ほんとうに来る度に風景が変わっていく。

 

 吉水さんが夜行バスにて7時に盛へ到着。7時半に大船渡のローソンにて合流。おにぎりやサンドイッチの朝食を取り、家に帰ってから準備をし、予定通り8時半すぎにBRTで盛へ。雨がパラパラと降りだす。これくらいならなんとか歩けそうだ。強くならないことを祈る。盛の町を通り過ぎ、新川太鼓店経由で猪川地区公民館へ。

 

 9時前に着いたが、すでにドアの鍵はひらいていた。畳敷きの研修室で机を出したり座布団を敷いたりとみんなで準備していると、もう参加者がいらっしゃる。ぽつりぽつりと集まってくる。お話しをすると、みなさん「東海新報」の記事を読んで参加申込みされたとのこと。毎度お世話になるが「東海新報」の力は絶大だ。

 

 陸前高田観光物産協会の大坂さんもわざわざお越し頂く。資料をお作りいただき配付する。このときお配りしたものは、霊場マップ、巡拝のしおり、観音さま散華、延命十句観音経の写経用紙。机の上に置いておく。参加された方のお住まいは、気仙各所。初めてお会いする方ではあるものの、隣の方と談笑なさっている。竹野さん、松沢さん、皆川さん、新川さんと知り合いの方も参加され、総勢17名となる。

 

 10時開始。まず読経。福田よりお礼の挨拶と共に「布施について」の法話、禅僧の托鉢での接待の話や「捨身飼虎」の話を経て無財の七施について30分お話しする。その後「延命十句観音経」の写経。筆使いに慣れず、書きにくそうな方もいたが、30分程度で書き上げる。

 

 各自お持ちになったおにぎりなどを会場で食べる。松沢さんが、おにぎり、なべやき、お新香、お茶とご接待。それぞれ大きな箱にぎっしりと入っており、参加した方々にお配りする。昨日、森さんのお店に来ていたのは、なべやきをわざわざ注文してくれていたのだった。ありがたい。みなさん手作りの鍋焼きというと自然と手が伸びる。今回は味噌味と黒糖味、郷土の菓子の威力は絶大である。我々もおにぎりをおいしくいただく。

 

 予定通り12時に出発。雨が幾分小降りになるが、一日降ったり止んだりの天気なのだろう。

 

 今回は「気仙三十三観音巡礼幟」デビュー、黄色地に観音さまとオオフナトン、夢ちゃん、すみっこと二市一町のユルキャラが描かれた幟を掲げて歩く。3月の徒歩巡礼の際、道行く方に何をしているのかアピールするため幟を作成し、掲げて歩いたらどうかというご助言により実現したもの。すれちがう車の人の眼に止まったようで成功といってよい。

 

 先頭でまず舘下観音堂へ。高速道路の下を通り、国道に出る手前の旧道に入り、国道を渡ってすぐに舘下観音堂。一般のお宅の敷地内に建っているので、地元の方でもなかなかお参りしにくい。初めてお参りしたという人が多い。

 

 お堂の脇が空いていたので、堂内に入ってお参りする。以前に何度もお会いした妹さんが出てきてくれる。全員堂内はぎっしり。大きな声で般若心経、ご詠歌をお唱えする。お堂に声が反響してお参り感が高まる。

 

 失礼しようとしていると、別室にて茶菓のご接待を頂く。お菓子は、地元の銘菓「おひとつ」という茶まん。なんとも控えめな名前だ。とろりとしたあんこがおいしい。薫りよいお茶も頂く。みなさん恐縮している。高い天井に欄間、昔通りの贅沢な作りだ。床の間にある飾りタンスは先祖が日向から持ってきた書き付けなどが入っていたといわれるもので、子供の頃は物置に放り投げてあったものの、古道具屋が50万で買うと言ってきたときから、床の間に置かれるようになったという。稲子沢家とも親類関係にある名家なのだ。みなさんくつろいであれこれ談笑。お礼を申し上げ後にする。

 

 裏の道を行くとすぐに稲子沢家に着く。池の向こうには新たに成った観音堂が。ご当主の悲願だったのだろう。気仙三十三観音霊場がこうして充実していくのは誠に喜ばしい。できたばかりで木の香りがかぐわしいお堂の中に入るが、なぜかカメムシが大量に生息している。備え付けの箒とちりとりで30匹もいたろうか掃き集め外へと放つ。バーッと飛んでいった。こんなに飛ぶものと初めて知った。誰かが踏んだのか臭いが少々する。堂内に声を轟かせてお勤め。観音さまはご当主が彫られたもの。

 

 猪川地区公民館に戻りトイレ休憩。雨はしょぼしょぼ降り続いている。フラダンスのサークルが体育館で活動していた。参加された方の姪が踊っていたそうだ。大坂さんは用事のためここでお別れ。

傘をさしながら、岩手開発鉄道の土手に沿って歩き、国道を渡り大船渡高校へ。ぐいぐい歩く人と遅れ気味の人とが徐々に離れていってしまう。長谷寺にて気仙三観音の話や境内が池であった話などをして時間を稼ぐ。全員到着し、観音堂にて御法楽。絵馬や仏像、宮殿などみなさん興味深そうに見ている。外に出ると長谷寺の総代さんがいらした。収蔵庫を開けていただき、平安時代に造られた十一面観音を拝することができた。こちらでも心経一巻をお唱えする。気仙の宝物の観音さま、初めて拝するという人が多く感激されていた。もっともっと地元の方に観音さまが浸透していって欲しい。

 

 ここで解散予定の3時となってしまう。松沢さん、皆川さんとはお別れ。夕方所用がある方もここでお帰りになる。盛のサンリアは見えているのだが、なかなか着かず。30分歩いて洞雲寺。ご法事らしく車が出入りしている。

 

 観音堂の前にて御法楽。以前何体か観音像が盗まれたことがあり、中には入れなくなってしまったそうだ。記念撮影をして解散とする。

 

 4時となる。6キロを4時間は時間がかかりすぎだとも思うものの、観音さまをお参りするだけでなく、御接待をいただいたりや収蔵庫を拝観したり、そしてあれこれお話しをすることができたということはよかったのではないか。一日徒歩巡礼の目的は成されたと思う。ただし、ペースが合わずに遅れてしまう方に対してどのようにフォローするかということが課題となった。ガイドさんの説明があればその間に追いつくことが出来たかもしれず、次回に向けて考えていきたい。

 

 車を待つ間、雨が強くなる。歩いている間にこの降りでは、心が萎えてしまうが、ギリギリセーフ。竹野さんに大船渡温泉まで送ってもらう。ゆっくり露天風呂につかり車で帰宅。7時過ぎには清師匠がはるばる神奈川より合流。昨日同様「中村」にて刺身と牡蛎鍋を食し、その後はまたまた森さんのお店に。素人であった森さんもママとして貫禄が出てきた。11時就寝。

 

10月12日(月)

竹野さん宅…大船渡(8:33)…盛(8:38)…カメリアホール9:00)〔9時半受付開始、10時講演会開始 12時終了 12時半撤収完了〕…盛(14:36)…気仙沼(15:58)(16:21)…一ノ関(17:41)(17:47)…上野(19:47) 

 

 6時半起床。快晴。さっそく部屋の掃除、荷物づくり。7時半にはコンビニで朝食をとり、8時竹野さん宅に伺い鍵を返却。ミキ店長がこの日の客船入港に合わせボンズ・プロジェクトの販売に向かうところであった。これまたイベントである。昨日と同じBRTで盛へ。駅脇のカメリアホールに向かう。

 

  9時開館なので、私は、昨日お預かりしていた陸前高田観光物産協会からの謝礼を渡しに洞雲寺へ。晴れ晴れとした青空の下を歩いているせいかすぐに到着。観音堂の賽銭箱に封筒を入れる。

 

 戻るとメンバーが椅子をどんどん並べている。受付の机・椅子、アンケート等の資料を組む。ご詠歌の方々が座るための舞台のしつらい、毛氈、布団を敷く。プロジェクターに映像を映すが、パワポに不具合が生じ調整している。

 

 9時半過ぎに松沢さん、せっちゃん、新川さんらが受付等のお手伝いに来てくれる。長圓寺のご詠歌講のみなさんもマイクロで到着。三列目の方の為に机と椅子をご持参くださる。お客さんも徐々に集まってくる。スタッフ、ご詠歌講の方々含め50名程度の参加だ。知り合いの方何人かから用事があり参加できないとの連絡を頂いていた。

 

 開始前に、3月の徒歩巡礼写真のスライド上映を行う。映っている場所は、ご来場いただいた方々も普段通っているところなのだが、切り取られるとここと分からない。どこだろうという声が聞こえてきた。

 

 いよいよ、定刻10時に開始。まず、写真を示しながら、気仙三十三観音霊場に関わるニュース①気仙三観音に数えられる観音寺、常膳寺の観音像が県指定文化財に指定されたこと、②稲子沢観音の観音堂が新たに落成されたこと、③立山観音堂にあゆみ観音がご本尊としてお迎えできることになり、観音堂が来年再建されることをお伝えした。

 

 そして、密厳流遍照講長圓寺支部のみなさん23人のご詠歌奉詠。ご住職からの曲の説明の後、第3番札所古谷観音堂と昨日お参りした第22番長谷寺のご詠歌及び追善供養のための「地蔵和讃」のご奉詠があった。合唱のように声がぴしっとそろっているというのでなく、声の強弱や鈴の音にゆりやはばがあるところが味わいだ。「ぶっつけ本番だから、どうか」とおっしゃっていたが、心に響くしらべであった。

 

 最後に仏師(ほとけし)村上清さんによる「祈りをかたちに―仏さまを造る―」という題の講演を頂いた。

 

 村上さんは、平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像の模刻制作を11年かかって終えられた方である。大活躍なさっている仏師さんだ。被災地復興をかかげた「善光寺出開帳 両国回向院」に、がれきの中から蘇った被災地気仙の仏さまをお連れすることができるようになったとき、仏さまをお連れするに当たっての作業にご尽力いただいた。それからのお付き合いである。

 

 講演では、さまざまな雲中供養菩薩像、制作なさったさまざまな仏像をスライドで写しながらお姿の意味や技法など丁寧にご説明いただいた。仏像がどのように造られていくかを初めて知ったという方も多く、興味深く聞いておられた。最後の質問では、「仏像を造るときの心の持ち方」や「なにをもって一人前であるといえるのか」など本質を突く問いが投げかけられた。

 

 12時には予定通り終了することが出来た。12時半には原状復帰しなくてはならないためあたふたとしたが、きちんと完了することができた。

 

 ご詠歌の講員さんには、記念品として巣鴨とげ抜き地蔵参道で売っている健康になる赤腹巻きを差し上げた。喜んでいただけただろうか。お見送りをしたが、みなさん見えなくなるまで手を振っていただいた。

 

 その後は、祝日で多くのお店が休みのため、盛駅すぐの喫茶店でピザなど食べつつ、打ち上げを行う。その勢いは、BRTに乗り換えても衰えることはなく、新幹線に移動してからはさらに燃えさかった。ちなみに、岳上人は、愛媛から栗駒山と五葉山に登りに来たという方々に缶ビールの布施をして功徳を積んでいた。新幹線でも清師匠とわたしに「秋味」をお布施いただいた。清師匠もテンションあげあげで久しぶりに「きよし節」を堪能することができた。「きよし節」の内容は秘密。

 

「気仙三十三観音霊場への招待」アンケート集計結果 (総数20枚)

 

1.本講演会のことをどのように知りましたか。

チラシ3人 東海新報6人 お寺6人 友人1人 スタッフ2人

 

2.気仙三十三観音霊場のことをいつどのように知りましたか。

近所の霊場は子供の頃から知っていた。3人

20年前に参拝したことがある 2人

30年前から霊場参りをした

仮設に入ってから

「東海新報」の記事から2

震災後、「東海新報」で 2人

ご詠歌をならってから 2人

講員の仲間から

 

3.気仙三十三観音霊場を巡ったことがありますか。

1霊場 3人、5霊場 1人、8霊場 1人、9霊場 1人、10霊場 1人、26霊場 2人、33霊場 7人 なし 3人                                                                                                 

 

4.本日の講演会はいかがでしたか。

よかった14人

質問タイムがおもしろかった 2人 

現在の問題(長男を津波で失う)をいやし解決する道を探りたい 1人 

よくもあんなたくさんの仏さまを作られたことに驚いた。どのようなお気持ちで仏像作りに臨まれるのだろうか。心を穏やかにして無心に向き合うことが難しいのではないでしょうか。

仏さまにはおのずと手を合わせていただく大きな力を感じます。できれば作品の拝観が出来得たなら最高でした。

 

5.次回ではどのような内容をお聞きしたいですか。

住職による法話を望みます。

気仙に関すること、歴史的なこと

何でも良い 2人

仏様の話を聞くのが楽しいです。

被災の心を元気にしてくれる道を教えて下さい(再生する道)。

各観音様(仏像)の伝説由来を解説して下さい。

昔の巡礼スタイルかかる時間や宿泊・持ち物、休憩場所等がどのようなものか知りたい。仏像の展示、彫刻の道具の展示があるとよい。