2016年8月28日 慶祝山観音堂落慶法要

 東日本大震災により、観音像、観音堂、別当家の住居が被災した立山観音堂が、この度、海を見渡せる陸前高田市米崎町西風道(ならいみち)に再建されました。たいへんおめでたいことです。

 

 2014年6月16日のこと、岩手県・陸前高田観光物産協会のフェイスブックに「あゆみ観音プロジェクト」の記事が掲載されました。

 

 奈良県当麻寺中の坊・松村院主の肝入りで、高田松原の被災松を材として「あゆみ観音」を製作、制作の過程で東大寺、興福寺、長谷寺など、およそ50カ所以上の寺院を巡り一人一彫り延べ5000人以上の方が結縁したということや、完成後は陸前高田市の金剛寺さまに納められることが記されていました。その「あゆみ観音」さまを立山観音堂のご本尊として迎えられることになりました。

 

 法要は、大和田家菩提寺普門寺さまが導師をお勤めになり、落慶まであゆみ観音をお預かりいただいた圓城寺さま、そして私福田が出仕いたしました。

 

 また普門寺ご詠歌講の講員の方々によりご詠歌を御奉詠いただきました。さまざまな縁に連なる方々が30人ほど集まり厳粛な中に法要が執り行われました。

 

  毎朝、別当家の大和田さんによって、お堂の鍵が開けていただけるとのこと、多くの方々にお参りいただければと思います。