4月27日より5月19日まで、両国・回向院さまにおいて「東日本大震災復幸支縁 善光寺出開帳 両国回向院」が実施されます

 両国・回向院さまにおいて73年ぶりに「善光寺出開帳」が実施されます。普段拝むことの出来ない仏様が遠方までお出ましになる「出開帳」。一光三尊の阿弥陀様(出開帳仏)、お釈迦様の涅槃像などを拝せることになっています。被災地のニュースが報道されることも少なくなっていき、人々の記憶からも徐々に薄れていく現在、被災地の現状を全国へ発信し、被災地の人々に「忘れない」というメッセージを届けるために行われます。集まった浄財は「復幸支縁」のために使われます。

 

 出開帳には、私どもが支援活動を行っている、気仙三十三観音霊場からも2体の観音様がお出ましいただくことになりました。がれきの中から発見された金剛寺様の如意輪観音さま、そして要害観音堂の聖観音さまです。多くの方々に、気仙地域に代々伝えられてきた「祈り」の姿を、津波から奇跡の復活を遂げた観音様の物語を心に刻んでいただきたいと願っています。また出開帳期間中、ひとさじの会は、「気仙三十三霊場への招待」(仮)と題して、お話し申し上げる機会をいただけることになっています。機会があればぜひお出かけ下さい。

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